この記事のポイントは以下の通りです。
- 勉強計画は、「勉強の目標」「勉強の手段」を組み合わせたものである。
- 勉強計画は、期間に応じていくつか種類がある。
ブログをご覧いただきありがとうございます! Gn. です。
Gn.
- 20歳(大学2年生)【2023年現在】
- 都立中高一貫校出身
- 東京大学(理科一類)に現役で合格
- これをほぼ独学で達成
今回は「勉強計画とはそもそも何なのか」を考えていきます。
うーん。唐突ですね。
当然、
え? そんなこと考える必要ある??
と思っていらっしゃる方も多いでしょう。
でも、大事なことなんです。それは、
「計画」を「スケジュール」と混同していることが多いから
です。
大学受験の対策をするうえで、私たちに必要なのは「勉強計画」。
勉強計画を立てているつもりで実はスケジュールを考えていた、
となると、得られる効果は半減します。
ホントです。
きちんと効果のある「勉強計画」を立てるためにも、計画とは何なのか? という明確な基準が必要になるわけですね。
では、いってみましょう!
勉強計画の間違ったイメージ
勉強計画 と聞いたら、皆さんは何を想像するでしょうか。勉強計画といってもいろいろあります。中には、次のようなものを思い浮かべた方もいるでしょう。
propeller としては、これは勉強計画として捉えません。図には「計画」と書いてありますが、厳密にはこれは「計画」ではなく「スケジュール」です。
スケジュール・予定とは、「前もって決めておいた行動」のことを指すからです。
では、結局「計画」とは何なのでしょうか?
propeller は、「勉強計画には必要な要素が2つある」と考えています。
早速、必要な2つの要素について説明していきます。
計画は、「目標」と「手段」の組み合わせ
「計画」とは、「目標」とその「手段」を組み合わせたもののこと。
これを参考にすると、以下のことが言えます。
勉強計画は、勉強の目標と勉強の手段を組み合わせたものである。
勉強計画のイミについて、言葉的な方向からアプローチしてみただけです。この考え方はかなりテキトーなように思えて、実は的を射ている部分もあると私は思っています。propeller の言う「勉強計画」は、上記の定義に従います。
ややこしいよな…
とにかく、受験勉強に必要なのは、「スケジュール」よりも「勉強計画」なんです。というか、「スケジュール」は「勉強計画」の一部として扱えるんですよね。「短期勉強計画」はほとんど「スケジュール」と同義なんだけど、その細部を決めるときに根拠があるのが「計画」で、ないのが「スケジュール」みたいな……。
ややこしいんだって! カット!!
勉強計画の間違ったイメージ
はい。先ほどの「スケジュール」についてもう一度考えてみましょう。
……目標が書かれていませんね。そして、例えば数学という教科は書かれているけれど、数学を勉強する手段も書かれていません。目標も、その手段もハッキリしていないのです。そういう意味で、これは勉強計画ではない、と判断します。
「勉強の目標」とは何か
勉強計画の2つの要素、つまり「勉強の目標」と「勉強の手段」について、もう少し深堀りしてみましょう。
まずは勉強の目標から。これは、どのスケール=期間で考えるかによって変わっていきます。例えば、受験勉強全体の目標といったら「志望校に合格すること」なのは間違いないけれど、あなたの今月の勉強の目標は「数学の問題集を一周すること」なのかもしれませんよね。
期間が変わると、目標が変わるという考え方が大切です。
「勉強の手段」とは何か
次は勉強の手段について。
手段とは、目標を達成するためのものだから、目標が変われば手段も変わります。「志望校に合格すること」という目標に対する手段は複雑すぎて表現できませんが、「数学の問題集を一周すること」という目標に対する手段は、「とりあえず全問解くために、毎日○○ページずつ取り組む。間違えたところは印をつけておいて後でわかるようにしておく」などが考えられます。
一般に、期間が短くなればなるほど手段は具体的になっていきます。
勉強計画は数種類ある
今まで説明してきたことをまとめてみましょう。少々理屈っぽい感じになりますが。
「目標」は、期間の⻑さによって変わる。そして、「手段」は「目的」に応じて変わる。言い換えれば、期間の⻑さに対応して、「勉強の目標」と「勉強の手段」のセット=「勉強計画」が複数個生まれる、ということになります。
まあ要するに、
勉強計画は、期間に応じていくつか種類がある。
っていう話をしたいだけです。
そして、それぞれ異なる特徴を持っているということもダイジです。自分の目的に沿った種類の勉強計画を選び、使っていくという姿勢が大切になります。
例えば、勉強計画には「長期」「中期」「短期」の3つの期間があるよ。
それぞれの勉強計画の具体的な部分については、また次の機会にしようと思います。
まとめ
今回は、「勉強計画とスケジュールはベツモノ」というお話をしてきました。
そして、受験勉強のときに考えるべきなのは「スケジュール」ではなく「計画」です。計画を上手に練ることで、「先を見通す」ことができるようになり、一貫した勉強に繋がっていくのです。
最後にもう一度ポイントを確認。
- 勉強計画は、「勉強の目標」「勉強の手段」を組み合わせたものである。
- 勉強計画は、期間に応じていくつか種類がある。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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